<20180327更新>
最近こんな記事を読みました
画像の下部、読めますか?
「この春は引っ越し難民が続出すると言われている」と書かれています。
こんにちは
これまで20回以上引っ越しをして、引っ越し貧乏なのにいつもモノであふれて引っ越しのたびに莫大なゴミを出す溝呂木です。
そんな私が今回皆さんにお伝えするのは、引っ越し前の引っ越し業者選定についてです。
引っ越し難民!
買い物難民はこれまで聞いたことがあったけど、引っ越し難民は初耳。
最近は仕事も落ち着いて引っ越ししていなかったから初耳になっただけかも?
でも、この春、新しい生活を住みなれた場所から離れておくる人には切実ですよね?
今回テーマにする引っ越し難民は、引っ越し業者に焦点を当てます。
物件が見つからないという難民とは異なります。
それではいきましょう
引っ越し業者選び
地元の引っ越し業者、全国展開している業者、知り合いおよび自分で引っ越す
だいたいこの三つのパターンだと思います。
ここ数年はもっぱらネットで最安値の業者を選択できるサイトを使っている方が多いと思います。
でもちょっと待ってください。
ネットで最安値が最善ではありません。
「とにかくなんでもいいから荷物を新居に移動させたい。」
「安ければなんでもいい」
「結局荷物運ぶだけだから値段が全てでしょう?」
細かいことは全く気にしない、何があっても動じない、リスクがあっても割り切れる
そんな方なら構わないと思います。
でも、自分の大切なもの、バイトして貯めたお金で買ったお気に入りのもの、思い出の品、壊れやすいものなど、人にはそれぞれ愛着あるものや、壊れたり無くされたりしたら困るものがあるはずです。
それらのものを、適当に扱われたり無くされたり壊されたりしたら困りますよね?
値段が安いということはそういうリスクがあるということです。
社員教育がされている大手でさえ、荷物を運ぶのはアルバイトです。
それも、1日何件も運ぶので疲れもたまります。
それが個人店で、値段優先の会社ならどうでしょう?
決して安心はできないはずです。
引っ越し業者を選ぶときは、まず平均価格周辺の業者を選ぶことをお勧めします。
価格が安い業者はオプションがついてこない場合が多いです。
例えば、ガムテープ、ダンボールは自分で用意しなければならない、割れ物用の梱包もしてもらえない、荷物が入りきらなくて追加料金を取られる、時間指定ができないなどなど…
その点、大手はそういったサービスが行き届いています。
引っ越しは何かと時間も手間もかかるものです。
ダンボールだって簡単に入手できないこともあります。
大きさの揃った汚れていないダンボールに入れる方が積荷の際有利ですし、自分の持ち物を入れるダンボールが汚れていたら気分悪いですよね?
さらに、ネットで調べると何度もなんども勧誘のメールが届くことになります。
電話だってたくさんかかってきます。
引っ越しなので個人情報を入れなければならないため、データの悪用も気になります。
手間はかかりますが、引っ越し業者を調べる際はまず大手のホームページから探してみることをお勧めします。
一人暮らしを始めるなら個人的にこれがベスト!カーゴで引っ越し便
(明快料金設定なので基本的に値引き交渉は不可能)
ヤマト引っ越し便
佐川
日通
赤帽
荷物が多い場合は通常運送会社
(値引き交渉が十分に可能)
アーク引っ越しセンター
アリさんマークの引っ越し社
アート引っ越しセンター
引っ越しのサカイ
これ以外にも優良な業者さんはたくさんありますが、私が使ってよかったと思える業者さんを挙げてみましたので参考にしてください。
それでも引っ越し業社をまとめて探してくれるサイトは便利なのでいくつか挙げておきます。
さて、引っ越し業社をいくつか選定した後はそれぞれの会社と交渉となります。
ヤマトの引っ越しなど、あらかじめ料金が決まっている場合は交渉しても値段は変わりません。
しかし、値段が表示されていない場合は十分に交渉が可能です。
そして、注意してほしいことがあります。
それは決して相手の言いなりにならないこと!
引っ越し業社を決めて見積もり依頼をするとそれそれの会社から担当営業が自宅にやってきます。
これは避けられません。
荷物の量や荷物の出し入れに際して障害はないか?道幅は十分にあってトラックが入れるか?など必要な確認があるからです。
これらは料金に反映されるので、担当営業さんには必ず自宅へ来ていただかなければなりません。
(この担当は契約までです。引っ越し当日は来ません)
引っ越し業社と契約をする前に必ず必要なことがもう一つあります。
それは、絶対に数社と競合させること!
引っ越しは、業者にとってはコンペです。
勝負なのです!
自社の「引っ越しサービス」をお客様に購入していただくという販売行為です。
なぜ複数社から見積もりを取るのか?
それは
絶対に値引きしてもらえるから!
そもそも、引っ越しの値段は明記されていません。
荷物の量や距離など、条件があまりに違うので設定できないのです。
価格がない以上、価格は引っ越し業社が勝手に決めることができます。
裏をかえせば、客側も交渉して値引きさせることができるのです。
だからこそ、複数業社から見積もりをとってその見積もり金額を参考に値引きさせるのです。
しかし!
引っ越し業社もそんなことは想定済みです。
「今決めてくれたらこれだけ割引しますよ!」
と絶対に言ってきますが、そこは我慢です!
実はその価格、通常価格ですから!
引っ越し業社の営業が持ってくる見積もりはまぁだいたい最高値です。
まずは高い値段をみせてから割り引いて安く見せかけるだけのテクニックです。
あなたは何も気にせず、業者の言いなりにならないことが大切です。
交渉をする時の価格の相場は事前に電話かネットで調べておいてください。
各社、あらかじめ大まかな金額は教えてくれます。
価格はいろいろな条件によって変わります。
荷物の数(量)、道路幅、階層、引っ越し先までの距離、引っ越し先の階層、別料金が必要な品、曜日、月日、時間など
これらの条件で変更ができない階層(2階から5階に引っ越すけどエレベータがない)とか、道路幅、距離を交渉のネタにはできません。
交渉可能な、曜日、月日、時間で値下げを引き出しましょう。
※平日の午後、夕方は人気がないので安くすることができます。
ダンボールやガムテープなどのサービスを交渉に使うのはまだ早いです。
基本的に、土日は高いです、午前中も高いです、当然3月4月、長期連休は高いです。
可能であればそれらを避けるだけでかなり安くなります。
さあ、1社づつ少しだけ時間をずらして業者を呼んでください。
引っ越し業社を呼ぶ時間間隔が短いと近所で業者同士が鉢合わせてしましますがそれも狙いです。
業者は競合されていることをそこではっきり自覚します。
他者に負けまいとして安い見積もりをだしてくれます。
見積もりをもらったら
「他の業者にも来てもらってるからあとでまた連絡します」と言って帰ってもらいます。
これを繰り返して選んだ業者の見積もりを全て集めて比較検討してください。
検討した結果、選んだ業者と契約する前に最後の大仕事。オプションの追加です。
ダンボールやガムテープをもらえるだけもらってください。
数が少なければ
「ええ?他の会社はもっとくれるって言ってたよ?」と言っておねだりしましょう。
会社の仕組み的なことですが、引っ越しそのものの利益と備品の提供は別なんです。
これは車を買うときも同じで、車の値段とオプションの値段は会社的に別会計なんです。
なので、ダンボールなどの備品は契約金額が確定してから、もらえるだけたくさんもらいましょう。
備品をもらいたいだけもらったら契約しましょう。
契約内容は一つづつ確認してください。
双方勘違いがあって、後々トラブルになる場合もありますので、特に口約束は客側がメモを残してサインかハンコをもらいましょう。
見積書に空欄や、曖昧な表現はないかを確認してください。
引っ越し当日に荷物を引き取りに来るのか、事前に引き取りに来るかの確認には気をつけてください。
引っ越しする方としては、イメージ的に当日に全て行われると思います。
しかし、引っ越し業社の効率の観点から、事前に荷物を回収することもあります。
事前回収の場合は値段を下げられますので、契約してしまっていても訂正を求めてください。
「事前回収ならもう少し値段下げて」と、勇気を出して交渉してください。
さいごに
引っ越しの値引き交渉は絶対必要です。
業者の都合よりあなたの都合が優先されるべきですが、横柄になったり、恐喝まがいな行為はダメです!
お客様は神様ではありません。
相手も同じ人間なので、感情もあればそれぞれの立場、守るべきものもあります。
お互いが騙し合いながら、ギリギリの駆け引きを楽しむ気持ちで交渉してくだい。
引っ越し難民と言われている以上、引っ越し業社は強気になっているはずです。
相手のペースにならないよう気を引き締めて挑んでください。
それでは、健闘を祈る!