あなたは学校の授業が生徒を洗脳していると感じていましたか?
先生がやけに社会主義は素晴らしい仕組みだとか中国やロシアをほめたりしていませんでしたか?
集団行動の素晴らしさや、仲間意識を強く主張していませんでしたか?
そういった先生の話に疑問を持ったことがある方にはぜひ読んでいただきたいです。
この本は以下のような内容が書かれています
まず表題にもあるとおり、「教育とは洗脳」です。
社会について何もしらない子供に社会のルールや常識を植え付けることが学校の目的です。
何も知らない子供たちは先生の言うことを真実だと思って信じて従います。
親も同じように学校で洗脳教育を受けてきたので、子供にも同じ教育を受けさせるのが当たり前であり義務であると信じています。
今の学校システムは明治時代に形成されたものです。
産業革命以降、労働者を確保して製品をつくり、出荷販売して利益を得ることが社会の常識になりました。
工場で働く工員は余計な考えや思想を持たない、みなと同じように決められたことだけを忠実にこなすことが求められました。
学校は、そうした労働力を確保するための教育機関でもあったのです。
戦争における戦闘員も同じです。
兵士は余計なことを考えず、ただお国のために死ねばいい。
そういう思想を植え付けるための洗脳機関が学校です。
洗脳はあらゆる場所で行われています。
学校でも会社でも家庭でも洗脳は行われています。
しかし、洗脳されていることに気づくことができる人は極わずかです。
大勢の人が何の疑問も持たずに、日々会社に忠誠を誓い、一生懸命働いています。
この本ではこうした各種現場での洗脳の怖さをわかりやすく説明してくれています。
・人々はなぜブラック企業で働き続けるのか?
・なぜ、集団行動が重んじられるのか?
・なぜ、我慢が美徳なのか?
そういった疑問を持つことは日本で生きていく上では危険な思想と判断されます。
みんなと同じであることが国家にとっては都合がいいのです。
ホリエモンは「日本人の貯金好きがブラック企業に勤めつづけてしまう原因」だと言っています。
ホリエモンの説明を読むと「なるほど」と納得すると思います。
私もホリエモンの考え方は正しいと思いました。
しかし、ホリエモンの考え方は日本では危険思想です。
立派な大人というカテゴリーに分けられる人々からすればホリエモンは真実を暴露する危険な人物だと思います。
ホリエモンの考え方に賛成すると私たちも危険思想とみなされて非難されます。
それほど国家として知られては困るような教育をしているのです。
こうしてホリエモンを絶賛するような事を書くと公安からマークされるかも?
私は今回初めてホリエモンの本を読みました。
彼が大騒ぎされている時も興味はありませんでした。
多分同い年なのになんで彼はあんなに大金持ちで私は貧乏なのだろう?というヒガミ根性があったから意識的に避けていたのだと思います。
多くの意見を聞く事なくホリエモンだけを絶賛するのは危険であるとは思いますが、私が子供の頃から疑問に思っていた学校教育にたいする考え方、国家の姿勢がこの本に書かれていることと似ていた事、ホリエモンの考え方が私の疑問の答えになっていたので賛同できました。
この本の題名は「すべての教育は洗脳である」です。
すべての教育です。
親が子にする教育も、上司が部下にする教育も、国が国民にする教育もみんな洗脳が基本にあります。
洗脳は個人が気づかないレベルで行われます。
教育をする側も、洗脳という認識がないまま洗脳しています。
すっかり洗脳されまくった私たちは考える事をしなくなってしまいました。
今の私たちの状態は危険な状態です。
自分で考える事を奪ったのが日本の学校教育です。
日本の生産性が悪いのも国家による洗脳教育の弊害です。
従順な国民を大量生産しすぎてしまったために、創造性のない金太郎飴的な国民ばかりになってしまい、交際競争に勝てない国になってしまいました。
私たちが国家や学校、会社や家庭の洗脳から解放されるには、洗脳されている事を自覚して行動するしかありません。
少しでも今の世の中に疑問を持っているならば、この本を読んで真実と向き合ってほしいです。
あなたの持っている違和感がこの本で解消されることを祈ります。
Kindle unlimitedならこの本は無料で読めます。
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