昔のコンビニではてんないBGMで有線放送が流れていて、流行歌を知ることができましたよね?
しかし、いまではオリジナル番組を作成して流していますが、コンビニ本部のお偉いさんは音楽が売り上げを左右することをご存知ないのでしょうか?
私が店舗勤務をしている時は音楽ジャンルや音量を変化させることで売り上げを上げたり犯罪率を低下させたりしていました。
本部の指示には抗えない現状は十分わかっていますが、この記事が売り上げを上げたいと思う店長や社長に届くことを望みます。
音量と心の関係
静かな曲がかかる薄明かりの喫茶店や、ホテルのラウンジでは落ち着いた雰囲気を感じませんか?
また逆に、遊園地や、お祭りなど騒がしい場所ではウキウキしませんか?
人間は音に敏感に反応します。
気分が沈んでいる時に元気な曲を聴けば「がんばろう!」とおもったり、悲しい曲を聴いて「徹底的に泣こう」と思って、その時の気分で音楽を選んだことがあると思います。
ヒーリングミュージックと呼ばれるジャンルもあり、音楽が心に語りかけるということが本能的にわかります。
焚き火の音や波の音などはとても心が静まります。
「1/fゆらぎ」というのをご存知でしょうか?
人間の脳に心地よさを与える周波数で、脳内がα波に満たされた状態になるそうです。
人間の声もある意味自然界の音と考えられますが、「1/fゆらぎ」の声を持つ歌手もいます。彼らの歌声はそれ自体にヒーリング効果があるので特にうまく聞こえるのは「1/fゆらぎ」を感じるからだと思います。
気分が高揚するような楽しげな音楽は「1/fゆらぎ」とは関係ないのですが、心には大きく作用します。
音量が上がるとテンションも上がる
静かな曲が流れている落ち着いた空間ではなんとなく騒がしくしずらくかんじませんか?
雰囲気にかかわらず騒ぐような輩は別にして、通常は静かな曲が流れている場所では騒ごうとは思わないものです。
逆に、騒々しい曲が流れた賑やかな場所では開放的な気分になります。
音楽に限らず音量の大小は人間の心に作用します。
この作用を巧みに利用しているのがパチンコ店です。
大きな音は人を開放的な気分にさせます。
開放的な気分になっている時は脳の働きも鈍くなり、判断力が低下します。
大きな音で店舗のいい曲をかけることで、その空間にいる人の気持ちは高揚して判断力が低下します。
その結果、普段なら冷静に判断して財布の紐を締めていても、ついつい財布の紐を緩めてしまします。
この心理を利用しているのはパチンコ店だけではありません。
ビレバン(ビレッジバンガード)やドンキ(ドンキホーテ)などもこの心理を利用しています。
この心理を利用すれば売り上げを上げることができるのですが、反対に犯罪率も増えてしまします。
音量と犯罪率
音量が大きい場所は心も開放的になり判断力が鈍ります。
判断力が鈍ることで道徳心や法的規範能力も低下します。
結果的に窃盗をしてしまう人もでてきます。
私が店舗勤務をしていた時はこの心理を利用して売り上げを上げることができました。
昼間で従業員の数が確保できている時間帯は少し店内音楽の音量を上げます。
逆に深夜や従業員のを確保できない時間帯は音量を下げて犯罪危機回避をしていました。
騒がしく入店してきた若者も、店内が静かだと騒がなくなっていました。
また、車を運転している時に、自分が好きなテンポの速い曲を音量を上げてかけているとスピードも上がってしまいます。
運転中は静かな曲をかけると眠ってしまう危険もあるので「1/fゆらぎ」な音や曲は危険です。
個人的な感想としては運転中にかけ音はラジオが最適だとおもいます。
さいごに
音楽や音が人に与える影響は、よくも悪くも思った以上に効果があると思います。
あなたのお店で売り上げアップに上手に活用してもらいたいと思います。