サラダ油とかエゴマ油とかオリーブオイルとかいろんな種類の油が発売されています。
あなたもきっと健康に気遣ってちょっと高級な油を購入していますよね?
いやいや、油なんて安いので十分!
なんて方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回は健康を気にしていい油を使っているあなたにお伝えしたいことがあります。
あなたのその油の品質大丈夫ですか?
せっかくのいい油も保管方法を間違えるとヤバイですよ!
食用油は保管方法を間違えると大変なことになります!
正しい保管方法は「酸化させない!」です。
ではどうやって酸化させないようにするかをご紹介いたします。
油の種類によって酸化抑制方法が違う
スーパーの食用油コーナーを見ると実に様々な種類の食用油を見ることができます。
平成末期に流行ったエゴマ油やココナッツオイルに手を出したのでは?
エゴマ油やココナッツオイル自体にいい効果があっても保管方法を間違えていると凶器になってしまうかもしれません。
エゴマ油、ココナッツオイルという名称の響きでこの二つが違う植物からつくられた油だということは何となく感じ取れますよね?
食用油にはいろいろな種類がありますが、それぞれ性質が違うので保管方法も違ってきます。
エゴマ油・アマニ油は酸化しやすい
エゴマ油やアマニ油は酸化しやすいので ”酸化しにくい油を混ぜる” と酸化を抑制することができます。
食用油には酸化しやすい油と酸化しにくい油があります。
酸化しにくい油にはオリーブオイルやごま油、ラードなどの固形油などがあります。
ごま油は独特の風味があるので無臭の油に混ぜてしまうと常にごま油のにおいがしてしまうので、比較的無臭なオリーブオイルを1/3程度混ぜるとよいでしょう。
ココナッツオイルも酸化しにくい油に分類されますが、ごま油同様独特な風味があるので混ぜるには適さないと思います。
他の油を混ぜたくないという方はシソ科のハーブ(ローズマリー・セージ)やショウガやニンニクをいれておくことで参加を抑制することができます。
シソ科のハーブやニンニクなどはそれ自体に抗酸化作用があるので酸化しやすい油に漬けておくと酸化を抑制することができます。
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酸化するとヤバイことになる?
食用油の酸化はなぜよくないのか?
油が酸化するとβ-アミロイドという物質に変化します。
このβ-アミロイドはアルツハイマー型認知症の発症原因のひとつと考えられています。
脳内にβ-アミロイドが蓄積すると脳内シナプスを傷つけてやがて細胞を死滅させていくと考えられています。(β-アミロイド仮説)
実際、アルツハイマー患者の脳内からβ-アミロイドが見つかっています。
特に健康にいいとされているエゴマ油を使用していて酸化に関して対策をとっていない方は逆に健康を損ねている可能性があります。
エゴマは健康にはいいのですが、保管方法を正しく行わないとかえって悪いものになってしまうので、酸化しにくい油を混ぜるなどして酸化を防いでください。
組み合わせる食品で酸化抑制ができる
抗酸化作用のあるハーブや食品を油に漬けておくと酸化抑制になるのですが、抗酸化作用のある食品と一緒に使っても酸化を抑制できます。
あなたの台所にある酸化してしまったエゴマ油でも抗酸化作用のあるカレーやチョコレートを食べることで脳内でのβ-アミロイド蓄積を抑制することができます。
チョコレートは抗酸化作用のあるポリフェノールを多く含んだ高カカオ(72%以上のもの)チョコレート限定です。
低カカオのあまーいチョコレートでは効果がありません。
カレーも市販されているカレー粉には多くの油分が含まれていますので、自分でスパイスを調合したものでなければ効果が半減してしまいます。
抗酸化作用のある食品一覧
・アスタキサンチン(鮭・金目鯛・メバル・甲殻類(桜エビや車エビ・カニ類など))
・リコピン(トマト、すいか・あんず・ピンクグレープフルーツなど)
・β-カロテン(緑黄色野菜(しそ・わけぎ・にんじん・バジルなど)
・ポリフェノール(赤ワイン・緑茶・大豆・そば・カカオなど)
これらを上手に取り入れることでも酸化抑制につながります。
まとめ
エゴマ油のように酸化しやすい油は水のようにサラサラした油です。
このことから固形のラードは酸化しにくいことがわかります。
サラダ油もサラサラしていますが、若干トロッとした感じも残っているので、エゴマ油よりは酸化しにくいのですが、それでも酸化してしまいます。
酸化しにくいごま油やハーブなどの抗酸化作用のあるものをいれるなどして酸化を抑制して体にいい状態で保管して使用するように心がけてください。